夏は音楽フェスの季節

夏は音楽フェスティバルの季節ですね! 日本では、フジロックフェスティバルやサマーソニック、ライジングサンロックフェスティバルが代表格でしょう。それ以外にも大小様々なフェスが開催されていますが、誰もが想像する現在の野外音楽フェスのスタイルを確立したのは、1954年に始まったアメリカのニューポート・ジャズ・フェスティバルだといわれています。

このフェスは、ボストンのジャズ・クラブの経営者がプロデューサーとして始まったので、タイトルにジャズと謳われていますが、時代に合わせてロックミュージシャンなども出演するようになっていきました。

野外音楽フェスの中で最も有名なのは、1969年8月15~17日までの3日間に渡ってアメリカ・ニューヨーク州べセルで開催されたウッドストック・フェスティバルだと思います。約50万人を集めたこのフェスは、ベトナム戦争下のヒッピーカルチャー全盛期に開催されたこともあって、カウンターカルチャーの象徴的なイベントとして語り継がれ、いまでは伝説化しています。

ジミ・ヘンドリックスやサンタナが演奏する映像が残っていますので、興味ある方はぜひ探して観てみてください。本当にすごいですよ! 空気感が本当にすごくて、当時の観客の写真をプリントしたジャケットやパンツなどが当時アメリカで作られて販売されたのも頷けます。なんというか、あのカルチャーが“ファッションしてる”んです!

私もこのウッドストックに関連するものは大好きですが、実はもうひとつ大好きなのが、モントルー・ジャズ・フェスティバルのものです。1967年にスイス・モントルーで始まった音楽フェスで、世界三大ジャズフェスティバルのひとつとされていますが、ジャズだけでなくロック、ソウル、ブルース、ポップスなど様々なジャンルのミュージシャンが出演する人気フェスです。そして、何よりオフィシャルポスターを著名なアーティストが制作しているのがポイントです。アンディ・ウォーホルやキース・へリングなど錚々たる方たちが手がけているんです。

この音楽フェス用のデザインなので唯一無二ですし、スイスの老舗工房が手がけたシルクスクリーンの印刷も肉厚ですばらしく、個人的には大好きなポスターなんです。もちろんデザインが毎年違うので、そこも楽しめます。違う年のポスターを何枚か並べて飾ってもカッコイイですよ。NOT A MUSEUMでも一部販売していますので、ぜひご覧ください。白を基調にしたインテリアの挿し色に使うと、ポスターがさらに映えていいと思います。

2026年8月28日
NOT A MUSEUM プロデューサー 
三浦 正行